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心が脳を変える!「自分へのご褒美」の効果
 ◎脳の本能 ◎A10神経群 ◎脳の自己報酬系とは…   
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心が脳を変える!「自分へのご褒美」の効果

 
 あなたは脳と心の関係について考えたことがありますか?

 ここでは、心と脳の関係について、脳の本能A10神経群脳の報酬系…などの脳科学用語をキーワードとして、脳の働きを良くする気持ちの持ち方について説明していきます。

 (各ページの内容は下段

心と感情と気分…この違いをあなたは説明できますか? 

 心を表わす単語に、精神とか情動、感情、気分などがあります。意味が違うのは誰でも何となくわかりますし、使い方を間違えることもめったにないでしょう。でも、改めて考えてみると、その違いを説明するのは難しそうです。

感情と気分

 日常会話でよく使われるのは「気分」です。「気分は最高」などと使われますが、「感情は最高」とは言いません。でも、「気分を害する」は「感情を害する」と言い換えても、おかしくはありません。ニュアンスは少し違いますが…。

 「感情」は本人の意識ではなく、他人の目に映った状態を表現する言葉です。感情には喜びや悲しみ、好き、嫌い、怒り、恐れ、驚き、嫌悪…などがありますが、これらはすべて外部からの刺激に対する反応として現れます。感情は抑圧されることがあり、自分自身の感情を自覚しないこともあります。また、抑えられた感情は何かがきっかけで突如、噴き出すことがあります。

 一方、「気分」は、快・不快などの気持ちの状態を、その人自身が表現する場合の言葉です。気分の良し悪しは外部からの要因による場合の他、はっきり理由のわからない内面的な要因もあります。なお、うつ病は気分の調節に障害が起こる心の病です。

心と感情

 外部から五感を通して入った刺激が、大脳の「10(テン)」と呼ばれる神経細胞群を通ることによって、「感情」が生まれます。しかし、その感情は生のままではなく、前頭前野で抑制されます。そのおかげで、私たちは感情に振り回されず、ある程度冷静な態度が示せるわけです(たまに暴発する人もいますが…)。

 一方、「」は感情に似ていますが、理性的な面もあります。感じること(感情)と考えること(思考)が交わり、状況の影響を受けて多少は揺れ動きながらも、その人らしい個性を表わした反応をする脳の働き。それが心の正体ではないでしょうか。

 心の正体は大脳生理学だけでは究明できず、哲学や文学・芸術の領域からの助けが必要なのかもしれません。

 〔心が脳を変える!「自分へのご褒美」の効果〕 
各ページの内容

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