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画家はボケずに長生きする?

 絵を描く人はボケないとか、長寿だとか、よく言われます。なぜでしょうか?

 プロの画家のように芸術的な作品ではなくても、絵を描くという行為は左右大脳半球にまたがって多くの部位が使われます。さらに、脳の司令塔といわれる前頭葉の血流量が増えて活性化します。そのため、アマプロを問わず絵を描く人はボケにくいということができます。

 また、前頭葉の活性化は、意欲や創造性、実行力などを高めますから、長寿につながるものと思われます。

 …とまあ、理屈はいろいろつけられますが、実際はどうなのでしょうか?
 そこで調べてみました。文化勲章の受賞者が発表される度に、画家は高齢者ばかりが受賞している印象があったものですから…。

 次に掲げるのは、最近20年間の日本画、洋画の文化勲章受章者です(2010年11月30日現在、ご存命の方を除く)。

  大山忠作 86歳9ヵ月 (1922-2009)…2006年 文化勲章
  加山又造 76歳6ヶ月 (1927-2004)…2003年 文化勲章
  秋野不矩 93歳2ヶ月 (1908-2001)…1999年 文化勲章(女)
  平山郁夫 79歳5ヶ月 (1930-2009)…1998年 文化勲章
  伊藤清永 90歳3ヶ月 (1911-2001)…1996年 文化勲章
  岩橋英遠 97歳6ヶ月 (1903-1999)…1994年 文化勲章
  森田 茂 102歳11ヶ月(1907-2009)…1993年 文化勲章
  佐藤太清 90歳11ヶ月(1913-2004)…1992年 文化勲章
  福沢一郎 94歳8ヶ月 (1898-1992)…1991年 文化勲章

 平均寿命を計算してみると、なんと約90歳2ヶ月にもになります。日本人男性の平均寿命が79・59歳(2010年)ですから、それよりも10歳以上も長生きとは驚異的です(この中には93歳2ヶ月の女性も含まれていますが、数字にほとんど影響しません)。

 超一流の画家の中には、文化勲章をもらう前に亡くなってしまった方もいらっしゃるでしょうから、単純には比較できませんが、画家は長生きしそうだといえそうです。それにしても画家の世界は、他のジャンルに比べてかなり長生きしないと文化勲章がもらえないのですね。

意識を対象に集中。無我の境地で表現する

 さてそこで再び、素人が絵を楽しむ場合も同様の効果があるのかという問題になります。

 絵を描くということは、自分以外の何かに意識を集中させるということです。じっくり対象を観察し、画用紙にそれを写し取る。その際、単に写すのではなく、自分の脳の中で立体が平面として再構成されます。しかもそれは写真のように機械的に平面化するのではなく、意識するしないにかかわりなく、自分の感じたことや対象に対する思い入れがそこに表現されます。まるで、自分自身が目の前の静物や風景となって甦っていくような、そんな錯覚さえ覚えるかもしれません。

 絵を描いているひと時は、まるで高僧が座禅を組んでいるがごとく無我の境地になり、時間が緩やかに流れます。この精神状態が脳や心によいのです。ほとんどの病気はストレスと密接に関係しますが、絵を描くことはそのストレスを解消ないし軽減し、免疫力を高めます。


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