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文章の音読・朗読で脳を鍛える

寺子屋の音読・素読み教育

 ひと頃、音読が一つのブームにな理ました。火付け役は、計算ドリルブームを作った川島隆太教授で、やはり脳の血流が活発になったというようなことが根拠になっています。

 いわば科学的お墨付きをもらって出版界が勢いづいたというわけですが、音読・朗読の効果はいまさら騒ぎ立てることではありません。

 江戸時代に寺子屋という学習塾がありました。ここでの教育は、論語をはじめとする古典の音読・素読みをするのが基本です。子供にとってはやや難解な文章でも、何度も声を出して読んでいるうちに、深い理解に達するという考えです。おかげで当時の庶民の教育水準は、欧米列強に負けないレベルでした。

 中国の古典に、「読書百遍意自ずから通ず」(魏志)という箴言(しんげん)があります。寺子屋教育はまさにそれを実践していたわけです。
 
 人間の精神(心・知性)に関する脳科学(大脳生理学)的研究は、そのほかのジャンルに比べてほんの入口付近にあり、まだわからないことだらけです。何百年も前から常識になっていることでさえ、ようやく「発見」されるようなレベルですから、今の段階では、心や知性の仕組みに関する脳科学の研究に大騒ぎする必要はまったくありません。

音読は目、発声、耳の三次元学習

 なぜ朗読にはすぐれた学習効果があるのでしょうか。それは、目だけを使う黙読に対して、音読は声を出して読み、それを自分の耳で聞くので、いわば三次元学習をすることになるからです。

 言語中枢は左脳にありますが、目で読んで理解する場所と、ことばを話すために使う場所、それにことばを聴いて理解する場所はそれぞれ別々になっています。脳科学的にも、脳を同時に3箇所も使う音読が脳の活性化につながることは、だれにも想像できることです。

 音読・朗読で大切なことは、できるだけ内容の難しい文章を選ぶことです。手慣れた日本語よりも、理解に多少の困難さを伴う日本語のほうが、脳が活性化されるということです。これも寺子屋時代から実証済みのことで、国語の教科書が漫画本だったら、あまり効果がない道理ですね。

 難しい文章は読解力の訓練になるだけでなく、文章を書く上でもプラスになります。文章を書くには、読解力が必要なのです。

 このように、朗読はさまざまな脳力に影響を与えます。年齢を問わずだれでも気軽にでき、大きな効果が期待できるのもすぐれたメリットです。


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