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  日本語能力アップ―語彙力・漢字力~読解力・文章力   

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日本語能力アップ
   ―語彙力・漢字力~読解力・文章力

知性の証=言語的思考能力こそは生きる力

 人間の右脳と左脳で役割が違うということがわかってから、世間では右脳ばかりが注目され、“右脳強化”に過大な期待が集まりすぎました。しかし、人間の人間たるゆえんはその知力・知性にあり、左脳強化なくして優れた頭脳を築くことはありえません。

 そして、その左脳の中でも言語能力こそは知力・知性の基本となるものです。まずは母国語である日本語能力を養うこと。これはどんなに鍛えても「これで十分」ということはありません。年齢や職業などに関係なく、誰もが日本語能力を磨き続けなければ、この複雑な現代社会を生き抜くのは困難になるでしょう。

日本語能力の基礎となるのは語彙力、漢字力、文法力…など

 日本語能力にはいろいろありますが、基礎的なことでいうと次のような項目に分かれます。

・語彙(ごい): 言葉をたくさん知っていることは、日本語力の基本中の基本です。
・言葉の意味: 最近、言葉の意味が誤って理解されている例が多くなってきました。
・言葉の使い方: 言葉の組み合わせ、慣用句など。
・文法: 「てにをは」や主語と述語の関係など、言葉のきまりがしっかりわかっているかどうか。
・漢字: 漢字の読み書きや、熟語などの意味の理解
・漢字の表記: 正しい送り仮名や漢字の選択…例えば、仕事に就く(×着く)など。
・敬語: 尊敬語、謙譲語、ていねい語などが正しく使えること

日本語基礎能力から 読解力、論理力、文章力、コミュニケーション能力へ!

 
 以上の基礎的な日本語能力がそれぞれ有機的に結びつくことによって、読解力を始めとする次の能力アップにつながります。

・読解力

 書物や資料の内容をすばやく正確に把握する能力は、仕事に欠かせないものです。また、文章を書く能力の基礎ともなります。読解力を鍛えるには、多読が一番ですが、「自分にはちょっと難しい」と思われるレベルの本を避けないこと。好奇心を旺盛に、さまざまなジャンルの本を読んでください。

・論理力

 社説や論説、評論、教養書などをよく読んでいると、論理力が磨かれます。気軽な小説やエッセイ、三面記事などでは効果は弱まります。仕事上の企画書、報告書、提案書、プレゼンテーションなどで、論理力の強さは如実に表れます。

・文章力(作文力)

 文章を書くことは社会に出てからも意外に多いもので、四季折々のお便りや、冠婚葬祭などのあいさつ文、メール(公私とも)、レポート、企画書、社内報などの各種社内文書、就職・転職・昇進試験の作文…などがあります。
 文章力も日本語能力の一つですが、基礎能力がどんなに高くても、それだけでは文章はうまくなりません。それなりのトレーニングが必要です。

  参考⇒文章上達のツボ~悪文の直し方|準備・構成・推敲

・コミュニケーション能力

 近年、学生の就職では学力と並んで(いやそれ以上に?)コミュニケーション能力が重視されるようになりました。職場では社内外のコミュニケーションがきわめて重要であることが再認識されてきた結果です。
 コミュニケーション能力の基礎となるのは日本語(表現)能力ですが、文章力と同様、それだけで身につくものではありません。相手の話を正しく理解する能力と自分の考えをわかりやすく伝える能力の他に、なめらかな人間関係を築き、相手に信頼感を与える心の知性(EQ=Emotional Intelligence Quotient)が高くなければならないからです。

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