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脳をリフレッシュする机の周りのうろつき

 受験勉強や事務系の仕事をしている皆さんのための、簡単な脳のリフレッシュ法です。何時間も机にかじりついていると仕事や勉強の能率が落ち、次第にやる気がなくなってくるものです。そんなときにおすすめするのが「机の周りのうろつき」です。

企画部長Sさんの場合

 これは、ある中堅会社の企画系セクションの部長をしている方の話です。部長といっても、彼の立場はプレーイング・マネージャー。部下といっしょになってアイデアを考え、企画を立案しなければなりません。

 彼の「特技」は、机の周りをうろつくことです。仕事が佳境に入ってくると、何気なく立ち上がって右へ行ったり左へ行ったり、窓から外を眺めたり…。ときには机を一周して席に座ることもあり、うろつきのパターンはさまざまです。

 仕事がよほど暇なのかというと、そうではありません。必死で考えた直後に、脳をいったん空っぽにするのです。これは脳に休息を与えるという意味もありますが、それ以上の効果があります。机の周りをうろついているうちに、いいアイデアが浮かんでくるというのです。あるいは、すでに出ているアイデアのうち、どちらを選択するかを決めかねている際にも、うろつき動作が始まるといいます。

 机の周りをうろついているとき、彼の脳波はリラックスしながら同時に集中している「アルファ波状態」になっているのでしょう。同じような行動をとる方は、あなたの身の回りにもいるはずです。
 

アイデアは机の周り以外からも湧いてくる

 いいアイデアは「机の周り」だけに転がっているとは限りません。お茶を入れるため席を立ち、帰ってくるまでの時間とか、トイレに入ったときコピーを取りに行ったときなどに一瞬ひらめくということは、多くの人が経験していることです。

 ぶらつきは一見、何もしない無駄な時間のようですが、たかだか2、3分前後の空白です。このわずかな時間が脳に休息とリフレッシュを与え、ときには素晴らしいアイデアを提供してくれるのです。

 ただし、その前に勉強や仕事にしっかりと集中している時間があることがポイントです。リラックスしっぱなしでは、たとえアルファ波が出ても何も生まれないでしょう。

「そうだ、○○をしよう!」
と、楽しいことや有益なことを思いつく瞬間。それはたいていの場合、脳が空っぽの状態で、漠然とした考えをめぐらし始めているときなのです。前頭葉が未来に向かって始動する瞬間です。

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