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囲碁のススメ/囲碁入門の前に

  囲碁は世界最高の頭脳ゲーム   碁と「ヒカルの碁」世代、そしてAI(人工頭脳)の時代へ
  囲碁はなぜとっつきにくいか?   囲碁のルール(ポンヌキと陣取り)  碁の上達で一番大切なものは

 囲碁に興味がある。なんだか面白そう。
 頭もよくなるっていうし……
 でも、ちょっと難しそう。
 頭のいい人がやるゲームじゃないの?

 まだ囲碁を知らない多くの方は、こんなイメージをお持ちではないでしょうか。囲碁というゲームが素晴しいと聞けば聞くほど、構えてしまう。でも、案ずるより産むが易し。まずは仲間を作って始めてはいかがでしょうか。
 
 囲碁を始めるには、身近に3級~8級くらいの棋力の方がいれば理想です。碁会所に通うには弱すぎる大多数の囲碁ファンにとって、仲間が一人でも増えることは大歓迎。それに、人に教えたくてウズウズしているのです。様々なゲームやスポーツがある中で、囲碁ほど人に教えたがる人が多い種目はありません。また、棋力の差があっても、囲碁は実に合理的なハンデのシステムがあるので、上手と下手が対等に楽しめるという点も、他のゲームにない囲碁の長所です。

 このページでは囲碁の素晴しさを伝えるとともに、囲碁入門をする前に知っておきたいことや心構えなどをまとめてみました。囲碁入門者の方もぜひご一読ください。

囲碁は世界最高の頭脳ゲーム

 かつて、囲碁は幅広い世代に打たれ、競技人口は公称1千万人といわれていました。その頃の囲碁は「日本の誇るべき文化」であり、囲碁という「高尚な趣味」を楽しむ人には、尊敬のまなざしが向けられたものです。

 しかし、昭和の終わり頃から囲碁ファンの高齢化が進み、いつの間にか囲碁には、「じじぃ臭い趣味」などという芳しくないイメージがついて回るようになりました。

 皮肉なことに、日本の囲碁人口の減少と反比例するかのように、欧米や東南アジア、中南米などの非漢字文化圏に囲碁は急速に広まっていきました。世界では、「古今東西で最高の頭脳ゲーム」と賛美されるのに、国内では「高齢者の手なぐさみ」扱いです。

 また、囲碁人口の減少に追い討ちをかけるように、プロの世界でも日本は中国、韓国に追いつき追い越され、近年は国際棋戦で日本の棋士(外国籍も含む)が優勝することはほとんどなくなりました。古くからの囲碁ファンは心の奥底で泣いています。

 ところが、少年ジャンプに連載された囲碁漫画「ヒカルの碁」が、同誌の看板になるほどに人気を集めるにいたって、状況は徐々に変化してきました。

碁と「ヒカルの碁」世代、そしてAI(人工頭脳)の時代へ

 ヒカルの碁がアニメ化され、テレビで放映されるや否や、碁界にはヒカルの碁旋風が巻き起こりました。それまでの囲碁ファンとは異質の「ヒカルの碁世代」親子が、あちこちのイベントに集まる「うれしい異変」は、囲碁関係者の間では今でも語り草になっています。

 漫画やテレビでヒカルの碁を見た子供たちは、何の偏見もなく、碁を「カッコいい」と思ったようです。以前は父親が教えるものと相場が決まっていた碁は、親が知らないのに子供が打つという時代を迎えました。しかし、今にして思えば一時のブームにすぎませんでした。

 近年、AI(人工知能)の研究が目覚ましく、グーグルが頭脳ゲームの最後の砦である囲碁において、世界最強と言われる中国の棋士を破って衝撃を与えました。逆にいえば、それが大ニュースとなるほど囲碁は頭脳ゲームとして奥が深いということです。囲碁普及を願う人たちにとっては、「とうとうトッププロが機械に負けた」とがっかりするよりも、これを普及のチャンスと考えるべきでしょう。

囲碁はなぜとっつきにくいか?

 さて、碁を始めてみたはいいけど、さっぱり強くならず碁から遠ざかってしまった、というような人が少なくないのは、今も昔も変わりません。碁の唯一の欠点は、そのとっつきにくさにあります。ある程度までいけば面白くなるのですが、最初がどうもよくわからず、面白いと感じない。そんな状態であきらめてしまう人が実に多いのです。

 それでも、純真無垢で好奇心と適応力のある子供たちは、碁を打つ環境さえ与えれば、放っておいてもすぐに碁が打てるようになります。

 しかし、「碁は頭のいい人が強くなる」と思い込んでいる大人たちは、一人でこっそり勉強して強くなろうとして、やがて挫折してしまう傾向があります。そうならない処方箋(下段)があるのですが、その前にとりあえず碁を打つために必要な基本ルールを4つほど解説しておきましょう。

囲碁のルール(ポンヌキと陣取り)

 囲碁を打つためのルールはとても簡単で、基本的には次の4つしかありません。

1.一手ずつ交互に打つ
2.囲んだ石は取ることができる
3.最終的に陣地の多いほうが勝ち
4.打ってはいけない場所(着手禁止点)がある

一手ずつ交互に打つ


 交互に打つのは当たり前のことですが、碁ではハンデ戦(置碁)以外は黒から打ち始めることになっています。
 右図 碁盤は縦横19路になっており、石は線の交点に打ちます。図は置碁の9子局(星目・井目ともいう)の例です。このように置碁の場合は、上手の白から打ち始めるのがルールです。白1から5までは9子局の序盤戦によくある布石です。

囲んだ石は取ることができる



1図              2図3図              4図
 相手の石を四方すき間なく囲むと、その石を取り上げることができます。
 1図 黒がAに打つと白石が取れます。これをポンヌキといい、碁を習うときに最初に教えられます。
 2図 黒が白を打ち抜いた後の形です。×印のところの石を取り除いて自分の碁笥のふたに入れておきます。取った石は終局後に相手の陣地に埋めます。
 3図 石が多くなった場合です。黒がBに打つと白石4個をまとめて取ることができます。
 4図 黒が白を打ち抜いた後の形です。打つ前からこの形を瞬時にイメージできるようにすることが入門の第一歩です。

最終的に陣地の多いほうが勝ち


 碁の目的は陣取りです。囲った陣地(空間)の多いほうが勝ちとなります。勘違いしてならないのは、相手の石を取ることは通常有利ですが、碁の最終目的ではないということです。

5図

6図
 5図 入門者用には図のような9路盤がよく使われます。黒1と右上に打ち、白は2と高く構えました。さっそく白は3と中に入ってきました。黒7までは9路盤ではよくある形です。
 6図 6図の後、お互いに戦いをせず、陣取りに徹してこのような形になりました。ここでそれぞれの陣地を数えてみましょう。

 黒地:(右上)13+(左下)8=21目
 白地:(左上)12+(右下)3=15目
 盤面で黒が6目勝っています。

 ただし、白と黒の棋力が同じ場合は、先手番の黒が有利になるので、計算上6目半を白にあげるのがルールです(これを「コミを出す」という)。そうなると白地は15目+6目半=21目半となり、今度は白が半目勝っていることになります。

打ってはいけない場所(着手禁止点)がある


 碁には石の形によって打ってはいけない地点が生じます。その一つが石を置くと取られる形になっているところです。たとえば、右上の2図「×印」のところに白は打つことができません。

 着手禁止点は他にもいくつかありますが、実戦経験を積まないと理解できないことが多いので、この段階での解説は省略します。

 初めての囲碁入門では、以上の予備知識を持っていれば十分すぎるくらいです。あとは実際に9路盤で打っていく中で教わるのが一番です。碁の初級段階では頭で覚えるよりも、眼と指先で覚えるほうがはるかに効果的だからです。

 なお、本サイトの姉妹サイトにルールから始める囲碁入門講座がありますので、主な内容を紹介しておきます。

●囲碁のルール ●ポンヌキとアタリ ●着手禁止点とコウ ●生きている石、死んでいる石
●地の囲い方、地の数え方 ●置碁というハンデ ●石の取り方―初歩の初歩 ●シチョウとゲタ など

碁の上達で一番大切なものは、才能ではなく環境

 碁は特に初めが肝心で、できればいっしょに始める仲間がいることが重要です。
 それから、継続してていねいに教えてくれる人がいることも、碁が打てるようになるために必要なことです。碁好きな人は人に教えたがる傾向がありますから、身近に碁を打つ人がいたら遠慮せずに声をかけてみたらどうでしょうか。

 碁は頭脳ゲームですから、才能が大事だと思われがちですが、初段、二段くらいまでは才能は関係ありません。碁が強くなる第一の条件は「環境」です。身近に碁が好きな人、強い人、そして同じくらいの棋力のライバルがいるかどうかで、上達スピードが決まるといってよいでしょう。人によってはそのような環境を作ることができないかもしれません。その場合は、お金はかかりますが囲碁教室を探すことです。

 入門者(30級)はまず7級を目指しましょう。7級までいけば、碁をやめることはまずなくなるからです。碁にのめりこみ始めるのもその頃からです。2~3ヶ月で到達するか、2~3年かかるか、それは囲碁環境と対局数と勉強量が鍵を握ります。繰り返し述べますが、有段者になるまでは、碁の才能があるかどうかはあまり重要ではありません。


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