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脳を機能別に分けると…(脳の仕組み1)

 脳を鍛える上で、脳の仕組みや働きを知っておくことはムダではありません。
 ここでは、「人の脳に住む3つの脳」と、大脳以外の脳(小脳・脳幹)、それに大脳の機能別分類法について紹介します。

人の脳にすむ3つの動物(?)とは

 私たちの脳は、動物が何億年という時間を経て、魚から爬虫類(はちゅうるい)、哺乳類(ほにゅうるい)、霊長類(れいちょうるい)と進化してきたその名残をとどめています。

 つまり、中心部が「爬虫類の脳」、その外側が「馬の脳」、そして一番新しい外側の部分が「人の脳」というわけです。もちろんこれは比喩的な呼び方で、正式には中心から脳幹、大脳辺縁系、大脳皮質と呼ばれます。

 このうち大脳皮質は、脳のシワシワの部分で、見る、聞く、触るなどの感覚や、言葉、記憶、思考などの高度な働きをしています。大脳皮質は人間だけのものではなく、猫や馬にもあります。「脳を鍛える」という場合は、もちろんこの大脳皮質の性能アップを目指すわけです。

大脳、小脳、脳幹の働き

 脳といえばふつうは大脳のことを指しますが、脳全体は大脳、小脳、脳幹の3つに分けられます。そのうち大脳が80%の重さを占め、総司令室のような働きをしています。
 大脳についてはあとで説明するとして、小脳と脳幹について簡単に触れておきましょう。

●小脳

 大脳からの大まかな運動指令を、より細かな筋肉の動きに調整して、体をスムーズに動かす働きをしています。平衡感覚と視覚の情報を複合的に処理して、姿勢を保つのも、小脳の働きです。
 体で覚える技は、繰り返し練習により、小脳と大脳基底核のネットワークを築くことで習得されます。鳥類や猫などの動物は、この小脳が特別に発達しています。

●脳幹

 自律神経系やホルモン系の働きをつかさどっており、呼吸、体温、睡眠、性機能などの中枢として、生きるための基本的な働きを担っています。爬虫類の脳たるゆえんです。

〔大脳の機能別・分け方〕

 大脳は、右脳と左脳に分ける考え方が、一般に広まっています。
 しかし、右脳・左脳理論はかなり大雑把で、近年の脳科学ではほとんど相手にされていません。大脳は機能別に、前頭葉、頭頂葉、後頭葉、側頭葉の4つに分けるのが普通です。側頭葉は、もちろん右側と左側で機能は異なります。


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