脳の仕組みと脳力について
脳力という言葉は辞書には載っていない作者不明の造語です。ここでは脳力を、「大脳のチカラ」、あるいは「頭の働きのよさ」というような意味で使います。
脳力と能力の違いは、能力が特定の何かをやりとげるために獲得した力であるのに対して、脳力は脳の機能や性能を高めるというようなニュアンスが強くなります。もちろん、脳力も能力も生まれつきのものではなく、適切なトレーニングによって獲得されるものであることに違いはありません。
脳を鍛えるためには、まず脳の仕組みを知っておくことが大切です。脳は機能別にどのように分かれているのか。右脳、左脳という大雑把な分け方だけではなく、脳科学の常識である前頭葉、頭頂葉、後頭葉、側頭葉などの分け方も知り、さまざまな特性を理解しておくことは決してムダなことではありません。
また、脳の神経細胞がダメージを受けるとどうなるのか。アルツハイマー病を始めとするさまざまな認知症について、その原因や予防法について知っておくのは無駄ではありません。
なお、近年の脳科学ブームには目を見張るものがありますが、脳科学が扱うもののうち、脳の機能と知能の関係や人間の精神活動の仕組みについては、まだほんの初歩的な入り口の部分がわかったにすぎません。昔から当たり前の常識であることが、脳科学的にはまだほとんど説明ができていないといってよいでしょう。
脳科学の成果を学ぶ際はそうしたことを踏まえて、脳科学に過度の期待を抱かない態度も必要かと思います。日常生活の中での創意工夫やさまざまな脳力トレーニングは、基礎学問と無関係に現実の経験が先行していきます。天才は脳の研究と次元の違うところで育つのです。
〔脳の仕組みと脳力について〕の内容
脳力=頭のよさとは何か?
頭がよいということはどういうことなのか。学校と仕事での脳力の違い、頭のよさの一般的イメージ、そして心理学で有力な「知能の7因子」について紹介しています。
脳を機能別に分けると…(脳の仕組み1)
脳は大脳、小脳、脳幹の3つからなり、大脳は総司令部の働きをしています。小脳は運動機能に関係し、鳥や猫などが発達しています。脳幹は爬虫類の脳とも呼ばれます。
右脳と左脳(脳の仕組み2)
左脳は言語、計算、論理などをつかさどり、また右脳は映像や空間の認識、音楽、美術、直感などに関係しています。大切なのは両者を結ぶ脳梁(のうりょう)の働きです。
脳の司令塔―前頭葉の役割(脳の仕組み3)
後頭葉、頭頂葉、側頭葉、前頭葉についての主な役割の説明。その中でも意欲、創造、計画にかかわる脳の司令塔、前頭葉について詳しく紹介しています。
記憶にかかわる海馬と扁桃体
海馬は大脳に入った情報の取捨選択をして、記憶全体を司っています。扁桃体は快不快を判断するのが主な役割ですが、隣の海馬と影響し合って記憶に影響を与えています。
脳の病気、ボケの原因と防止法
物忘れから始まるボケ…。脳の病気、認知症にはアルツハイマー型、脳血管性、レビー小体型などがあります。ボケの原因と防止法を分かりやすくまとめました。
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〔脳を鍛えるトレーニング〕各ページ内容説明一覧へ

脳力や脳の仕組みについて、右脳と左脳、前頭葉の役割、海馬と扁桃体などを中心に解説。

左脳トレーニング法として、文章の音読・朗読や算数文章題などを紹介。

右脳トレーニング法として、ジグソーパズル、図形パズルなどの効果について解説。
日常生活の中で脳を活性化させる方法を解説。複雑な指の運動、読書の目的と効果…などを紹介。
楽しみながら脳を鍛錬する雑学クイズ、ナンプレ、漢字パズルなどを紹介。
囲碁、将棋、オセロ、モノポリーなど、さまざまな頭脳ゲームの効用や上達法を解説。

脳トレにもなる実用的な能力開発法を紹介。記憶術、英語・ネイティブの発音、数字記憶法など。

大人の趣味は、前頭葉を鍛え、ストレスに打ち勝つバランスの取れた脳をつくります。
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